新興国のメンテビジネス創出が「循環のみち下水道賞」に

CWP・管清工業がイノベーション部門賞受賞

ビジネス・雇用創出が高く評価

Webジャーナル「Mizu Design」で以前に紹介した、一般社団法人 CWP(Carrying Water Project)が管清工業株式会社と連携して取り組んできた東ティモールにおける活動が、令和5年度(第16回)国土交通大臣賞「循環のみち下水道賞」のイノベーション部門賞を受賞した。

技術移転のみならず、人材育成等を通じて下水道メンテナンスビジネスや雇用そのものを創出すること、下水道の維持管理というエッセンシャルワークの社会的価値の確立を目指すことなどが評価された。

◆今洋佑CWP代表のコメント
湧水のまちである大野市の市民による寄付から始まった東ティモールとのつながりを、管清工業さんという志を同じくする強力なパートナーを得て取り組みを進化させ、評価いただけたことは本当に嬉しい。
東ティモールの水環境はまだまだ十分ではないので、その中で日本が果たせる役割は大きい。水環境・SDGsへの貢献として、またビジネスの新たな可能性の開拓に向けて、取り組みをしっかりと進めていきたい。
更には、水を通じた東ティモールと日本・福井・大野との間の多角的な交流につなげ、人材の確保や知見の拡大など、日本が抱える人口減少問題への処方箋としての価値も高めていきたい。

授賞式の様子(右から今洋佑・CWP代表、イリディオ・駐日東ティモール大使、長谷川健司・管清工業社長)

 

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