インフラの未来はロボットとAIが切り拓く
普段は見えない地下や施設の中で私たちの生活を支える上下水道インフラ。その現場では今、ドローンやロボット、AIといった新しい技術が活躍し始めています。本特集では、こうした技術を活用し、水インフラの未来を切り拓く企業の挑戦を紹介します。
『水を還すヒト・コト・モノマガジン「Water-n」』vol.19より転載(発行:一般社団法人Water-n)
水中ドローンで進化する施設点検
水中設備点検の課題
浄水場や取水施設などの水道設備には、水中に設置されたバルブやゲートなどの機器が多くあります。これらの機器はこれまで、潜水士が潜って調査したり、時間や安全面での課題がありました。
水中ドローンを活用した点検
前澤工業では、水中ドローンを活用して、この課題解決に取り組んでいます。小型の水中ドローンを施設内に投入し、カメラ映像を確認しながら機器の状態を調査することで、水を抜くことなく設備の点検が可能になります。
この方法なら設備を停止する期間も短くできるため、施設運用への影響を抑えながら調査を行うことができます。

実証から実運用へ
前澤工業では2021年から水道施設での実証を進め、現在は浄水場や取水施設などで実運用が始まっています。
維持管理の高度化に向けて
水中ドローンで取得した映像は、機器の劣化状況の確認だけでなく、修繕や更新計画の検討にも活用されています。
浄水設備(取水口や配水池)のゲートやバルブなどを調査する水中ドローン。適正な更新・修繕計画を立てるための調査を安全かつ効率的に行うことが期待されています。

