インフラの未来はロボットとAIが切り拓く
普段は見えない地下や施設の中で私たちの生活を支える上下水道インフラ。その現場では今、ドローンやロボット、AIといった新しい技術が活躍し始めています。本特集では、こうした技術を活用し、水インフラの未来を切り拓く企業の挑戦を紹介します。
『水を還すヒト・コト・モノマガジン「Water-n」』vol.19より転載(発行:一般社団法人Water-n)
MRで体験するインフラ研修
若手技術者の育成という課題
上下水道施設の構造や施工方法は複雑で、若手技術者が現場の状況を理解するのは簡単ではありません。
そこで日本建設コンサルタントでは、MR(複合現実)技術を活用した三次元研修システムの開発を進めています。
仮想空間で施設を体験する
このシステムでは、上下水道施設を360度カメラや三次元モデルで再現し、ヘッドマウントディスプレイを通して仮想空間の中で設備を立体的に確認できます。
現実の空間に3Dモデルを重ねて表示することで、立坑やポンプ施設などの構造をリアルに体験しながら学習することが可能になります。
現場に行かなくても学べる
さらに、立坑工事や水管橋施工において、施工手順や構造の特徴をその場で確認することもできます。
危険を伴う場所や実際には見学が難しい施設でも、オフィスにいながら体験できる点が大きな特徴です。
技術継承を支える新しい研修
こうしたデジタル技術は、インフラ分野の技術継承を支える新しい研修方法として期待されています。
熟練技術者の知識や経験を立体的に伝えることができるため、若手技術者の理解促進や教育の効率化にもつながります。
今後、インフラ分野における人材育成の手法は、こうしたデジタル技術の活用によってさらに進化していくことでしょう。


