繁栄か、廃退か。
街の未来は君たちの「技術」と「アイデア」に託された
インフラマネジメントテクノロジーコンテスト実行委員会は2020年度、高専生を対象に、インフラマネジメント・メンテナンス技術や地域協働のアイデアを競うオンラインコンテスト「インフラマネジメントテクノロジーコンテスト」(略:インフラテクコン)を初開催します。
高専生は「協働促進」「技術・アイデア」の2部門に加え、企業課題にも挑戦できます。水インフラでは下水道広報プラットホーム(フソウ・NJS・石垣・月島テクノメンテサービス)が下水道課題として「第3世代の下水道を描け!」を設定しています。
そのほか、奥村組「トンネル現場を対象に、既存のVRソフト、映像撮影ソフトなどを用いて臨場感ある現場見学(疑似体験)に対応するシステムの提案を求める」、南紀白浜エアポート「地方空港の未来を一緒に創りませんか!」がエントリーされています。
日本では今、水インフラをはじめとする多くのインフラが老朽化し、更新投資の増大が見込まれています。一方、少子高齢化や人口減少、自然災害の激甚化と頻発など、変わりゆく社会課題への対応も急務です。また、所有から利用・共有へのニーズの変化も見られます。
こうした中でインフラの役割やあり方は大きく変わっていくと考えられます。全国画一的な仕様ではなく、地域ごとのニーズや将来像を実現するための新たな価値やサービスを創造・提供するとともに、その方策としての地域共創・協働を推進する役割が求められるのではないでしょうか。
それらを実現するプレイヤーとして、また、地域関係者のコミュニケーターとして、地域に根差した高等専門学校と、地元と技術に深い愛情を持つ高専生がキーパーソンになると考え、本コンテストが企画されました。
最終審査が終わるのは2021年1月末の予定。結果が楽しみです。
※インフラマネジメントテクノロジーコンテスト実行委員会は、公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会インフラマネジメント研究部会、および土木技術者を中心とするNPO法人シビルNPO連携プラットフォーム(公益社団法人土木学会100周年を記念して発足)を母体とし、インフラマネジメントに関心のあるメンバーで構成されています。
※本サイトを運営する一般社団法人Water-nの代表理事:奥田早希子は、実行委員として運営に協力しています。