水の健康診断

SNACKS by Water-n #4

SNACKS by Water-n #4

ちょっと疲れた時に、みんなとおしゃべりする時に欠かせない、子供の頃から大好きな「お菓子」。
ひと口にお菓子といっても、クッキーにチョコレート、アメやグミ、ポテト系スナック菓子など、その種類はさまざま。
そんなお菓子づくりの製造現場では、どんなふうに水が使われているのでしょうか。
お菓子を巡る水を通して、水の循環のこと、考えてみませんか?

冊子「Water-n」の特集記事を4回に分けて転載します。

SNACKS by Water-n vol.20 より転載(発行:一般社団法人Water-n)


水の健康診断

安定した環境と衛生を守る「分析」の役割

水の状態を知る「水質分析」

これまで、お菓子にまつわる水や排水について調べてきました。見た目には透明でも、水の中には糖分や油脂などが残っていることがあり、どの程度含まれているかを調べるために「水質分析」を行います。BODやCOD、pHなどを測定し、水がどんな状態にあるのかを知ること。それによって初めて適切な処理方法を選び、水を安全に自然へ戻すことができます。

定期的な分析によって排水の「法令遵守」を徹底するとともに、企業の責任として環境保全に努めるため、分析には大切な役割があるのです。

分析は水の健康診断

「今、水はどんな状態なのか」を知ること。

健康診断で体の状態を知るように、水も状態を知ることで、必要な対策を考えられます。工場では、その結果をもとに排水処理を改善したり、水の使い方を見直したりしながら、水環境への負荷を減らす努力を続けています。

私たちの暮らしにもつながること

そして、この考え方は私たちの暮らしにもつながっています。

例えば、お皿についたチョコレートやクリームを古くなったタオルの端切れなどで軽く拭いてから洗うこと。食べ残しや油をそのまま流さないこと。

ほんの少しの心がけでも、下水道や排水処理施設への負荷を減らすことにつながります。

お菓子を食べることは、毎日の楽しみのひとつ。

そのおいしさを支える水のことを少し考えてみるだけでも、未来の水環境はきっと変わっていくでしょう。

協力
内藤環境管理株式会社
山村寛教授(中央大学 人間総合理工学科)