大和ハウス工業株は3月6日、狭小空間点検ロボット「moogle evo(モーグル エヴォ)」の販売を開始した。
戸建住宅の床下空間や溝などの点検用に開発した狭小空間点検ロボット「moogle」を基に、インフラ点検に有効な新機能も搭載した。
点検カメラの解像度を従来の約4倍に高め、より微細なクラックを認識できるとともに、クラック幅に応じて自動で色分け表示する機能を追加。橋梁や共同溝などでの効率的なインフラ点検をサポートする。
◆「moogle evo」の主な新機能
・高解像度カメラ
クラック(ひび割れ)幅0.1mmまで確認可能
・クラック幅自動判定機能
クラック幅に応じて自動で色分けし表示(青:0.1~0.19mm、黄:0.20~0.39mm、赤:0.40~mm)することで、高精度な判定が可能
・コードレス無線中継器
バッテリーで駆動する無線中継器を採用することで、最大200mまで通信が可能。コンセントが不要となり、屋外での検査が容易
・温度・湿度計
水漏れ確認を促せるよう、点検箇所の温度・湿度を測定し、モニターに表示
・バッテリーの長時間化
最大2.8時間連続で稼働
・LANポートの追加
有線LANによる操作が可能。moogle本体にLAN接続可能な機器を搭載することで機能拡張が容易
◆商品概要
名称:「moogle evo(モーグル エヴォ)」
発売日:2018年3月6日
販売価格:280万円(税抜き・5年保証)、260万円(税抜き・1年保証・買取)
リース価格:4.8~5万円/月前後(5年リース)