水インフラの持続につながる活動や研究に取り組む団体を支援・助成する日水コン水インフラ財団は、成果発表会を2022年6月23日に開催した。2021年度の支援・助成団体のうち、下記5団体が活動を報告した。
1)岩手大学教育学部附属小学校
中津川大研究~中津川の自然や守る人たちをみつめよう~
2)劇団レクラム舎
公演「水と命の物語」
3)神田川ネットワーク(写真)
「神田川再発見」再編のための神田川流域調査活動
4)川はともだち
手作り「木製ボート」で隅田川を実感してもらい、エコ活動を定着する
5)目黒星美学園中学高等学校
安全な水インフラで学校と地域をつなぐ
このうち岩手大学教育学部附属小学校の小学生たちは、中津川の鮭を研究しようとしたものの、昨年は残念ながら鮭が遡上せず落胆。しかし、すぐさま「なぜ、遡上しなかったのかを考えよう」と発想を転換し、マイクロプラの削減など自分たち一人ひとりが環境に意識した生活を送ることが大切だと気付き、啓発ポスターを作成したことを報告した。
冒頭で野村喜一理事長が「発表内容がバラエティに富んでいる」と述べたように、テーマ・活動内容は川の研究から朗読劇の公演まで、活動主体は小学生からシニアまで幅広い。生活のどこにでも水インフラとの接点があり、誰でも水インフラの持続につながる行動ができるということを改めて実感させられた。