11月8日が「水循環に思いをはせる日」になりました

東亜グラウト工業が申請 上下水道インフラの大切さを周知

11月8日が「水循環に思いをはせる日」として、日本記念日協会に登録されました。

申請したのは下水道管路の補修やメンテナンス事業で水循環の一翼を担っている東亜グラウト工業です。「11」は「いい」、「8」は「上水道のパイプと下水道のパイプ」、さらに90度回転させて「∞無限」の水循環がイメージされています。

同社の山口乃理夫社長は、同記念日への思いをこう語っています。

「下水道管は全国に48万キロ布設されており、耐用年数の50年を迎える老朽管路の補修・更新が大きな課題となっています。そのまま放置するとひび割れの部分から臭気問題が発生し、さらにひどくなれば道路陥没や地盤沈下等を発生させ、大事故に繋がる可能性もあります。

衛生的で安全な水を安全に使用し、安全な状態にして自然に返すには、当然パイプの布設・補修、いわゆる水インフラシステムだけでなく、水の浄化技術なども含めた健全な水循環システムの構築が不可欠です。

この健全な水循環システム構築には、自治体・企業含め、本当に数多くの関係者のみなさんが携わっていらっしゃるのですが、やはりインフラに関しては、あって当たり前の認識があるからでしょうか、その役割や貢献は見えにくく、災害が発生してはじめてその重要さが分かりますが、平時はあまり意識されていないというのが正直なところだと思います。

日頃より縁の下の力持ちとして活躍されている業界関係者の皆様に対する敬意を示したいという強い思いから、そして、我々のような水インフラに携わる企業も安全・安心な水循環システムをしっかり作り、安全な暮らしを守っていくんだという決意表明をするような日になればいいなという思いから、この記念日を申請しました」

日頃は何気なく使っている水道と下水道ですが、年に1回の11月8日には、いえいえ、そこから始まって日々水を使うたびに、健全な水循環を支えてくれている方々がいるということに思いをはせたいと思います。

日本記念日協会から登録証を授与される山口社長(右)