住民との合意形成の第一歩を助けるツールとして、遊びながら下水道の専門用語を学習できる「下水道かるた」を開発した中央大学理工学研究科水代謝システム研究室に所属する修士課程2年生の長谷川暢さんのことを、当サイトで紹介した。
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(学生が「下水道かるた」で施策の合意形成を支援 中大M2の長谷川暢さん、住民と自治体の情報格差を埋める)
制作費をクラウファンディング「A‐port」で募っているとのことで、筆者もわずかばかり支援したところ、先日、長谷川さんから手紙が届いた。目標金額を達成できたそうだ。しかも、クラウドファンディング以外の支援も含めると、達成率155%とのこと。時宜を得たプロジェクトとして社会に受け入れられたと推察される。
しかし、まだスタートラインに立ったところ。これからカルタの制作、そしてカルタを使った合意形成マニュアルの策定、そして実際の合意形成に至って初めてゴールと言える。
長谷川さんは手紙にこう記している。
「『下水道かるた』を活用した下水道事業の広報、ならびに合意形成の場での活用に向けた『かるた実施マニュアルの作成』を目標に、試行錯誤を重ねながら”誰でもできるかるた”へと完成に向けて努力する所存です。
多くの市民の方に『下水道かるた』を活用していただき、下水道事業を盛り上げていきたいと考えています」
2020年8月中にカルタが完成し、来月には商品が届く予定だ。どんなかるたに仕上がっているのか楽しみである。
(編集長:奥田早希子)