「うんち」で部屋を暖めますか? それとも野菜を育てますか?

下水協、下水汚泥のエネルギー・肥料利用のノウハウ共有

日本下水道協会は2025年6月6日、「下水道GX(グリーン・トランスフォーメーション)」の計画策定を支援するため、下水汚泥を冷暖房などのエネルギー源として活用したり、肥料として再利用している自治体の事例集を公開した。

下水汚泥肥料で育てられたコメ

単なる事例集ではなく、自治体担当者が苦労したことやそれをどのように乗り越えたか、庁内の合意形成の方法なども盛り込まれている。また、庁内で説明する際の資料作成の参考となり資料も整理されており、これから取り組む自治体の「痒い所に手が届く」内容となるよう工夫されている。

このほかパンフレットも公開した。

先進事例集
パンフレット(エネルギー利用)
パンフレット(農業利用)

下水道GX促進のための庁内説明資料


下水汚泥で育った農作物「じゅんかん育ち」商標登録完了

同日、下水汚泥の肥料を使って生産された農作物などの愛称である「じゅんかん育ち」を商標登録したことを発表した。

これまで「じゅんかん育ち」を使用していた農作物であっても、継続して使用するには手続きが必要となるが、所定の手続きを経れば無償で使用できる。
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